猫の病気

ぽてちゃんが感染!猫のジアルジア症~症状や治療について~

ぽてちゃんも1歳を過ぎたので、健康診断をしに病院へ行った時のことです。

採血と尿検査では問題なしでしたが、検便でジアルジアが見つかりました。

内服治療をし、現在は検査で無事陰性になりました!

猫のジアルジア感染症、症状や治療について書いていきます。

ジアルジア感染症とは?

ジアルジア症はジアルジア(=ランブル鞭毛虫)と呼ばれる顕微鏡でしか見えない小さな原虫という寄生虫が、猫の腸管に寄生することによって起こる病気です。

原虫とは単細胞の微生物です。理科の教科書で出てきたゾウリムシやアメーバ等も原虫の仲間です。

特に子猫に症状が出やすく、人にも感染する人獣共通感染症のひとつです。

ジアルジア症の症状

慢性的な下痢や軟便がみられることがあります。

下痢が続くと、栄養が吸収できなくなってしまう為に栄養不良になってしまいます。

下痢の他には嘔吐、食欲不振、便に血が混じるなどの症状がみられることもあります。

ジアルジアは体内で成長する時に、腸管に付着し栄養をもらいながら増殖します。

そのため栄養を吸収がしづらくなり、腸自体も弱ってしまいます。

腸が弱った結果、免疫力も落ちてしまうことがあります。

成猫では無症状のことも多いです。

ジアルジア症の症状:ぽてちゃんの場合

ぽてちゃんの場合は、下痢も軟便もなく、たまにウンチの表面に血が付くことがありました。ウンチの表面に粘液がついていることもありました。

ウンチの表面に鮮血が付いたり、ウンチが出た後にポタっと1滴鮮血が落ちることもありました。

何度かウンチを持参して病院で診てもらい、腸炎でしょうということで止血剤や整腸剤を処方してもらっていました。

ジアルジアの感染経路

ジアルジア症はの感染経路は、ランブル鞭毛虫の未成熟な状態であるシスト(硬い殻に覆われた状態)を口にすることです。

ジアルジア症にかかっている猫の便を他の猫が踏み、それを毛づくろいで舐めてしまう、という場合もあります。

ジアルジアの感染経路:ぽてちゃんの場合

今思えば…の話になりますが、ぐみたんはうちに来た時から軟便・下痢だったんです。

たまに便に血が混じることもありました。

病院では腸炎でしょうということで、整腸剤を出されていました。

それでもよくならず、病院でロイヤルカナンの消化器サポートを紹介されて、それからは軟便がほとんどなくなり、消化器サポートが合ったんだなーくらいに思っていました。

一方のぽてちゃんは、ぐみたんが来るまで毎日いいウンチで全く問題ありませんでした。

それがぐみたんが来てから初めて軟便をしたんです。

ぐみたんが来たストレスもあるのかなぁと思っていましたが、もしかしてぐみたんからうつっていたのかなぁ…☹というかそれくらいしかないような💦

ジアルジアの検査

動物病院で行う一般的な検便(顕微鏡で便を診る検査)では、ジアルジアはほとんど発見できないそうです。

出たばかりの新鮮な便で、下痢の場合は見つけられることも多いそうです。

ジアルジアの検査には、顕微鏡で見る検査の他に、

  • 院内で結果が出る検査キットでの簡易検査
  • Real PCR検査(遺伝子検査)という外部検査

があります。

検査キットでの検査

家で出た便を持って行ったり、病院でお尻から綿棒のようなものを入れて直接便を採取して検査をします。10分ほどで結果が出ます。

費用は病院によって異なりますが、2000~3000円くらいだと思います。

Real PCR検査(遺伝子検査)

いわいる猫下痢パネルという検査で、病原体10種類を一気に検査することができ、下痢の原因を突き止めるのに役立ちます。

検査できる10種類の病原体は、

  • 猫コロナウイルス(FCoV)
  • 猫汎白血球減少症ウイルス(FPLV)
  • Clostridium perfringens enterotoxin A(クロストリジウム・パーフリンゲンス エンテロトキシンA)
  • Giardia spp.(ジアルジア)
  • Cryptosporidium spp.(クリプトスポリジウム)
  • Salmonella sp(サルモネラ)
  • Trichomonas foetus(トリコモナス・フィータス)
  • Toxoplasma gondii(トキソプラズマ)
  • Campylobacter jejuni(カンピロバクター・ジェジュニ)
  • Campylobacter coli(カンピロバクター・コリ)

となっており、それぞれ(+)(-)で結果が来ます。

簡易検査キットよりも確実に診断することが出来ます。

結果が出るのに5日~10日くらいかかるようです。

猫下痢パネルの検査費用は10000円前後かかります。

ジアルジア症の治療

ジアルジアは内服薬で猫の体から駆虫することができます。

駆虫薬は何種類かあります。

フラジール(メトロニダゾール)

一般的に処方されるのはフラジール(一般名:メトロニダゾール)というお薬です。

このメトロニダゾールは、副作用として神経障害がでることがある…ということでぽてちゃんは別の薬を処方してもらいました。

フェンベンダゾール

ぽてちゃんが処方されたのはフェンベンダゾールという粉薬です。

このお薬、最近ニュースでで話題になっていた薬です。

がんが全身に転移…余命3カ月の男性が犬の駆虫薬で完治?Yahooニュース

フェンベンダゾールは1日1回、3日間内服します。

結構苦い薬のようですが、ぽてちゃんには3日間頑張って飲んでもらいました。

ご飯に混ぜるとどうしてもお皿に付いた分が飲みきれないのでシリンジ(注射器)で飲ませました。

シリンジでの粉薬の飲ませ方はこちらの記事をご覧下さい。⇒猫に薬を飲ませるのって難しい…薬の飲ませ方のコツ!

ジアルジアが再感染しないよう、予防も大切!

ジアルジアは、シスト(硬い殻に覆われた状態)を口にすることで再感染してしまいます。

そのため、内服期間中の薬が効いている間にトイレの掃除や便の処理を徹し、再感染しないように予防することが大切です。

トイレの洗浄、消毒

ぽてちゃんの場合は内服期間3日間だったので、3日目にトイレを洗って消毒しました。

ジアルジアは、ハイターなど市販の次亜塩素酸ナトリウムの濃度では消毒できません。

クレゾールが有効らしいのですが、猫に害がある可能性があるので使用しませんでした。

70℃以上のお湯で5分以上熱消毒を行う必要があります。熱湯を使って5分置けば消毒できます。

トイレを全部5分間熱湯に浸けるのは無理がありますが…できる範囲で消毒して、天日干ししました。

徹底したい場合はトイレを買い替えるのもアリかもしれません!

便をしたらすぐに片付ける

特に多頭飼いの場合は、一番これが大切です。

感染猫の便を他の猫が踏んだりして、それを口にすると感染してしまいます。

感染猫本人も、一度薬で駆虫できても、再び口にして再感染することもあります。

外出中もウンチをすることがあるので、家族で協力しながら何としてでもすぐにウンチを片付ける!ということを徹底しました。

部屋の掃除や手洗いなど

部屋にシストが落ちている可能性もあるので、清潔を心がける事!

ジアルジアは人間にも感染することがあります。

ジアルジアに限らず色々な感染症があるので、普段から手洗いすることは大事ですね💦

普通の検便では発見しにくいジアルジア。

原因不明の下痢や軟便、血便などが続いている場合は、ジアルジアを疑ってみてもいいかと思います。

シストはなかなか死滅しないので、これからも再感染していないか度々検査を受けていこうと思います。

 

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